ソリッドファイター!!!!!

　11年前に１巻が出て以来、ずっと続刊を待ってたソリッドファイター。続刊が出ずにタツモリ家が始まった時に「マンガで有名になって、古橋先生の新作の挿絵描かせてもらって、その繋がりで見せてもらおう」と思ったソリッドファイター。１１年前 中学生だった自分も、今や２５歳のアシスタントで、予定してた有名漫画家には全然なってないけど、ソリッドファイターは読めました。

　とにかく、１１年待った甲斐が、本当にあった。１巻の時点でやたら笑えて、やたら熱い、面白いの一言に尽きる作品だったけど、残りの２巻３巻と物語が加速して行くに従って、その馬鹿な笑いと、シリアスな緊張感も加速して行き、クライマックスでの展開は、もう、最近こんだけ熱中して読んだ事は無いッ！！以上ッ！！

　はぁ…。こんなに面白い小説が売り上げ不振で出版されなかったのかと思うと、嘆かわしい…。嘆かわし過ぎるッ！！萌は萌えであって良いと思うけど、萌え以外の作品が駆逐されてしまうのは、何とも悲しい…。

　あ、でもそもそも電撃文庫っていうレーベルは、そーゆーのを扱うレーベルなのか。なら出すレーベルを間違ったというか…。とは言え出版時期的に電撃文庫レーベルの草創期で出版作品の方向性が定まってなかったという要素もあるだろうし、何ともタイミングが悪かったというか、不遇な作品だよなぁ…。もっと評価されて欲しい。人気イラストレーターによる新装版とかで再版されないかなぁ…。

　あぁ…超人気漫画家になって、宣伝したり挿絵描いたりしたら、もっと多くの人に読んでもらえるのになぁ…。とりあえず超人気漫画家になりたい…。なるか…。

　そうそう、「面白い」としか言ってなかったけど、この小説は「格ゲーブームがそのまま続いてネット時代になったらどうなるのか」という様な内容の話です。リアルの知人で興味出た人が居たら貸すよ！